東側前面に道路に面する門型形状をしたアプローチを通り抜けるとそこにはプライバシーが確保された南庭がある。
住まいの中心となるLDKは縁側を介してそれと繋がる。縁側を外部と内部の中間的領域と捉え外界との境界を曖昧にすることにより生活を豊かにしようという試みである。
アプローチは駐車場としても機能する外土間でもある。そこに繋がる玄関付近には内土間を設けた。外と内の二つの土間が連続する様も内外の境界を曖昧にすることに寄与するはずである。
また、内土間上部には階段および吹き抜けを設けることにより、その曖昧さを2階にも拡張させることとした。2階は吹き抜けの周辺に回廊を設け、そこに沿うように機能を配置している。
周辺の建物は低層であることから、日当たりや通風が期待できる。
門型形状は外観にこの家独自のキャラクターを付与し、同時にプライバシーを確保した庭や内外の土間をつくるきっかになる。それがこの家を特徴づけるエレメント(構成要素)となることから、この住居を「GATE」と名ずけた。
GATEを潜る毎日の生活の中で、住まい手が自ら豊かさを掴み取るような家になることを願う。
監修者:H.A.S.Market / 長谷部勉
施工者:リガード / 内藤智明
用途:専用住宅
所在地:東京都昭島市
主要用途:住宅
主体構造:木造
敷地面積:143.86㎡(約43.51坪)
延床面積:88.60㎡ (約26.80坪)
UA 値 0.5W/m²・K C値 0.33cm² /m²
竣工:2019年
プロデュース:R+house
Supervision:Tsautomu Hasebe / H.A.S.Market
Constructere:Tomoaki Naito / REGARD
Program:Privare house
Location:Akishima-shi,Tokyo Metropolitan,Japan
Structuran System:Wood construction
Site Area:143.86 sqm
Total Floor Area:88.60 sqm
Construction Preriod:2019
Produce:R+house